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『虎に翼』第8週「女冥利に尽きる?」ネタバレあらすじ感想

NHK連続テレビ小説『虎に翼』第8週「女冥利に尽きる?」のあらすじをネタバレありでまとめます。第36回から第40回(2024年5月20日〜5月24日放送)まで、弁護士として歩き始めた寅子のもとに新たな依頼が舞い込む一方で、戦争の影が猪爪家にも色濃く差し込む5話分です。妊娠、兄や夫への召集令状、そして別れ――喜びと悲しみが同時に押し寄せる一週間を、各話ごとに振り返ります。

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前週はこちら → 『虎に翼』第7週。次週は第9週(公開後リンク予定)。全話のまとめは母艦記事をご覧ください。

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『虎に翼』第8週のあらすじ(俯瞰)

第8週は昭和17年(1942年)が舞台です。優三と結婚した寅子は、弁護士として依頼を受けながら充実した日々を送っていました。週の前半では、親権をめぐる女性からの依頼を引き受け、よねとともに法廷で戦います。いったんは勝訴をつかむものの、依頼人がついていた嘘が明らかになり、寅子は法律家としての難しさに直面します。そして優三の優しさに触れた寅子は、形ばかりだった夫婦の関係に変化を感じ始めます。やがて寅子の妊娠が判明しますが、同じ頃、戦況の悪化を背景に兄・直道、続いて夫・優三のもとに召集令状が届きます。穂高の勧めもあって寅子は弁護士の仕事を辞め、年末に娘・優未を出産します。家族が増える喜びと、出征する夫を見送る別れが重なり合う、感情の振れ幅が大きい一週間でした。

第36回(5月20日・月)寅子がよねと親権争いの依頼を受ける

第8週は、弁護士として軌道に乗り始めた寅子のもとに、新たな依頼が舞い込む場面から始まります。優三との結婚を穂高に報告した寅子は、仕事も順調そのものでした。

妊娠中の依頼人・両国満智

寅子のもとを訪れたのは、親権をめぐって争う女性・両国満智(演:岡本玲)でした。満智は妊娠中で、別れた相手の義両親が支援を意図的に控え、自分を経済的に追い込もうとしていると訴えます。寅子は同じ女性として満智に寄り添い、よねとともにこの依頼を引き受けます。女性同士が手を組んで法廷に立つ構図は、これまでの寅子の歩みが形になった瞬間でもありました。

順調に見えた仕事の裏で

結婚以来、寅子のもとには弁護の依頼が増え、法律家としての日々は充実していました。一方で、優三との夫婦関係はどこか形ばかりで、寅子は小さな違和感を抱えてもいました。仕事の手応えと、私生活で言葉にしきれない思い――その両方が静かに描かれ、この週の起点になります。

満智の依頼を引き受けた寅子。しかし、この依頼が思わぬ落とし穴を抱えていました。

週タイトル「女冥利に尽きる?」は、女性として生まれてよかったと思える幸せを指すことわざ的な言い回しに、疑問符を付けた構成だそうです。

第37回(5月21日・火)寅子の妊娠が判明し優三との距離が縮まる

第37回では、寅子と優三の関係に大きな変化が訪れます。同時に、寅子の体にも新しい命が宿っていることが明らかになります。

優三の優しさに動かされる寅子

形ばかりだと感じていた夫婦関係に、変化が生まれます。日々のなかで触れる優三のさりげない優しさが、寅子の心を少しずつ動かしていきます。理屈ではなく、そばにいる人の思いやりが寅子をほどいていく描き方は、これまでの法廷ドラマとは違う温かさをまとっていました。寅子はようやく、優三を一人の伴侶として受け止め始めます。

妊娠と、働き続ける選択

そんななか、寅子の妊娠が判明します。同じ時期、ほかの女性弁護士たちが結婚や出産を機に相次いで職を辞していくなか、寅子は職場で妊娠を明かさないまま多忙な日々を続けます。働き続けたいという思いと、女性が仕事を続けることの難しさが、当時の社会背景とともに浮かび上がる回でした。

仕事と家庭の両立に踏み出した寅子。しかし戦争の影が、家族のもとへ近づいてきます。

第38回(5月22日・水)兄・直道に召集令状が届く

第38回では、戦争がついに猪爪家の身近な現実となります。家族の一人に届いた一枚の紙が、平穏な日常を変えていきます。

直道の出征

昭和17年6月、寅子の兄・直道(演:上川周作)のもとに召集令状――いわゆる赤紙が届きます。家族にとっては突然の知らせであり、戦地へ向かう兄を送り出さなければなりません。これまで猪爪家の日常を支えてきた直道の出征は、戦争が遠い出来事ではなくなったことを家族に突きつけました。喜びの多かった週に、重い影が差し込みます。

無理を重ねる寅子と穂高の言葉

身重のまま仕事を続ける寅子は、講演の最中に倒れてしまいます。それを見た恩師・穂高(演:小林薫)は、寅子に仕事を辞めるよう強く促します。寅子の体を案じる気持ちからの言葉でしたが、働き続けたい寅子にとっては受け入れがたいものでもありました。さらに同じ頃、よねとともに事務所に出入りしていた轟(演:戸塚純貴)にも赤紙が届き、戦争の影は若者たちにも広がっていきます。

仕事を続けたい寅子と、案じる周囲。その思いが、次の回で大きくぶつかります。

召集令状はその紙の色から「赤紙」と呼ばれ、届いた家庭では出征の準備に追われたと伝えられています。

第39回(5月23日・木)寅子が辞表を出し娘・優未を出産する

第39回は、寅子が一つの区切りをつける回です。仕事と妊娠をめぐって、よねとの間に緊張も走ります。

穂高の告白とよねの怒り

穂高は、寅子の妊娠を周囲に告げてしまいます。妊娠を明かさず働き続けてきた寅子にとっては、意図せぬ形で事情が知られることになりました。これに対し、よね(演:土居志央梨)は激しく怒り、寅子に「二度と戻るな」と言い放ちます。女性が働き続けることの難しさをめぐる二人の思いのすれ違いが、痛みを伴う場面として描かれました。

辞表と、新しい命

葛藤の末、寅子は辞表を提出し、弁護士の仕事から離れる決断をします。そして同年12月、寅子は娘・優未(ゆみ)を出産します。法律家としての歩みをいったん止める寂しさと、母になる喜びとが入り混じる回でした。働くことと母になること、その両方を願う寅子の思いが、この時代の制約のなかで揺れ動きます。

母となった寅子。しかし家族には、もう一つの別れが待っていました。

寅子のモデルとされる三淵嘉子さんも、戦時下に結婚・出産を経験したと伝えられており、その時代背景がドラマに反映されているようです。

第40回(5月24日・金)優三に召集令状が届き出征する

第8週を締めくくる第40回は、寅子と優三の別れを描く回です。家族の幸せが続くと思われた矢先、戦争が二人を引き離します。

優三のもとに届いた赤紙

戦況が悪化するなか、ついに夫・優三(演:仲野太賀)のもとにも召集令状が届きます。生まれたばかりの娘・優未と寅子を残して、優三は戦地へ向かわなければなりません。家庭の温かさを取り戻したばかりの猪爪家に、再び戦争の現実が突きつけられました。喜びの多かった週が、別れへと向かっていきます。

川辺での別れ

出征の前、優三は寅子と過ごす時間を望みます。川辺での別れの場面で、寅子は思うように働けなかったことや、優三にしてあげられなかったことを謝ります。けれど優三は、寅子が好きに生きることこそが自分の望みだと静かに語ります。優三は寅子が手作りしたお守りを携え、家族や近所の人々に見送られながら戦地へと旅立ちました。互いを思いやる二人の姿が深い余韻を残し、第8週は幕を閉じます。

夫を送り出した寅子と、母となった日々。戦時下の暮らしのなかで、寅子の物語は新たな局面へと進んでいきます。

仲野太賀さん演じる優三の別れの場面は「朝から号泣した」という感想が相次ぎ、放送後に大きな反響を呼んだようです。

『虎に翼』第8週のネタバレまとめ

第8週「女冥利に尽きる?」第36回〜第40回の主な出来事を整理します。

  • 寅子が、妊娠中の依頼人・両国満智の親権争いをよねとともに引き受ける
  • 結婚以来、寅子のもとには弁護の依頼が増え、仕事は順調だった
  • 依頼人が嘘をついていたことが判明し、寅子は失態を指摘される
  • 優三の優しさに触れ、寅子の夫婦関係に変化が生まれる
  • 寅子の妊娠が判明するが、職場では明かさず多忙を続ける
  • 昭和17年6月、兄・直道に召集令状が届き出征する
  • 講演で倒れた寅子に、穂高が仕事を辞めるよう促す
  • 轟にも赤紙が届く
  • 穂高が寅子の妊娠を周囲に告げ、よねが激怒する
  • 寅子が辞表を提出し、12月に娘・優未を出産する
  • 優三にも召集令状が届き、川辺で別れたのち戦地へ出征する

『虎に翼』第8週──脚本の選択を読む

第8週は、前週までの弁護士としての歩みに、戦争という時代の重さを一気に重ねた週でした。脚本の吉田恵里香さんは、依頼人の嘘という法律家ならではの難しさを描きつつ、その傍らで妊娠・出産という女性の人生の節目を据え、さらに召集令状という抗えない時代の力を差し込んでいます。喜びと別れを同じ週に詰め込むことで、戦時下に生きる人々の日常がいかにあっけなく揺らいだかを浮かび上がらせているように見えます。

とりわけ、よねが寅子に「二度と戻るな」と言い放つ場面と、優三が「好きに生きることが望みだ」と告げる場面は、対照的でありながらどちらも寅子の生き方を尊重する言葉として響きます。働き続けたい寅子を取り巻く周囲の思いを、怒りと優しさという別々の形で描き分けた選択が印象的でした。週タイトル「女冥利に尽きる?」に付された疑問符は、結婚・出産という当時の「女の幸せ」とされた価値観を、そのまま肯定はしないという作品の姿勢を映しているとも読み取れます。

『虎に翼』は週タイトルに女性をめぐることわざを掲げ、末尾に疑問符を付ける構成が話題になった作品だそうです。

『虎に翼』第8週|今週のドラマと史実

第8週で描かれた昭和17年は、太平洋戦争が始まって間もない時期にあたります。召集令状による出征や、女性が結婚・出産を機に仕事を離れていく描写は、当時の社会の実情をふまえたものといえそうです。戦況の悪化とともに多くの男性が戦地に送られ、残された家庭の暮らしが大きく変わっていったことが、直道や優三の出征を通して描かれました。

寅子のモデルとされる三淵嘉子さんも、戦前に結婚し、戦時下で家族を持ったと伝えられています。夫を戦地に送り出す経験や、女性が仕事を続けることの難しさは、当時を生きた多くの女性に共通するものでした。ドラマは個人の物語に時代の現実を織り込むことで、後に法曹界へ戻っていく寅子の歩みに、戦争という背景を刻む週になったといえます。

『虎に翼』第8週の登場人物・キャスト

第8週で物語の中心となった人物を整理します。新たな依頼人も加わり、家族や仲間の出征が描かれました。

今週の注目人物

役名俳優紹介
両国満智(依頼人)岡本玲親権争いを寅子に依頼するが嘘が判明する
猪爪直道(寅子の兄)上川周作召集令状が届き出征する
轟太一戸塚純貴よねや寅子と縁のある人物。赤紙が届く

レギュラー・主要キャスト

役名俳優
猪爪寅子(主人公)伊藤沙莉
佐田優三(寅子の夫)仲野太賀
猪爪はる(寅子の母)石田ゆり子
穂高教授小林薫
山田よね土居志央梨
桂場等一郎松山ケンイチ

人物相関の全体像は、NHK公式サイトの相関図ページや、当サイトの相関図記事でも確認できます。

『虎に翼』第8週のネットの反応

第8週は、優三の出征と寅子の出産が重なった展開に大きな反響が集まりました。とくに第40回の川辺での別れの場面には「朝から号泣した」「優三さんらしい言葉に泣かされた」という声が相次ぎ、夫婦の思いやりに胸を打たれた視聴者が多かったようです。また、よねが寅子に「二度と戻るな」と言い放つ場面については、その厳しさの裏にある思いを読み取ろうとする感想が多く見られました。妊娠を明かさず働き続ける寅子の姿に、現代にも通じる女性の働き方を重ねる反応も目立ちました。

優三の「君が好きに生きることが僕の望み」というせりふは、放送後にSNSで広く引用され、優三人気を一段と高めたようです。

『虎に翼』第8週の視聴率

第8週も『虎に翼』は安定した視聴を維持して放送されました。妊娠・出産と出征という感情の振れ幅が大きい週で、続きが気になる展開が続いたこともあり、配信での視聴も含めて多くの人が追いかけていたとされています。朝ドラはNHKプラスなどの見逃し配信が広く利用されており、リアルタイム以外の視聴も物語への関心の高さを支えていました。

次週・第9週の見どころ

第9週では、夫・優三を戦地に送り出した寅子が、娘・優未とともに戦時下の暮らしを続ける展開が予想されます。母として、そして一人の女性として、寅子がどのように戦争の時代を生き抜いていくのかに注目が集まります。仕事を離れた寅子の歩みが、この先どこへ向かうのかが気になる週になりそうです。

ナビゲーション

前週 → 『虎に翼』第7週。次週 → 第9週(公開後リンク予定)。全話のあらすじと結末は母艦記事にまとめています。

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動画配信で『虎に翼』を見るには

『虎に翼』は配信サービスで視聴できます。優三との別れの場面や、寅子の出産までの流れを見返したい方は、配信での一気見が便利です。

出典:NHK連続テレビ小説『虎に翼』公式サイト/NHKアーカイブス/空飛ぶかにいくら(kaniikura.com)/ORICON NEWS(2024年5月)/モデルプレス(2024年5月24日)/MANTANWEB(2024年5月)/朝ドラPLUS(hublog.net)/Wikipedia「虎に翼」
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