朝ドラ『べっぴんさん』(NHK連続テレビ小説・2016年後期)のキャストと相関図を、全出演者の一覧表+人物関係でまとめました。主演・芳根京子が演じた坂東すみれを軸に、神戸の裕福な坂東家、戦後に立ち上げる子供服店「キアリス」の創業メンバー4人、そして港町商店街やジャズ喫茶でつながっていく人々の関係が、全151話でどう動いたかを線でつなぎます。「登場人物が多くて誰が誰だか分からない」という人でも、まず下の全キャスト表で役名と俳優をおさえ、そのあとグループ別の相関図を読めば関係がすっと入るはずです。全話のあらすじ・結末は

『べっぴんさん』の作品データ(2016年後期・全151話)
まず作品の土台を押さえておきます。これを知っておくと、相関図の人物関係が「なぜそう動くのか」が分かりやすくなります。
| 放送 | NHK連続テレビ小説(2016年後期・第95作) |
|---|---|
| 放送期間 | 2016年10月3日〜2017年4月1日(全151話) |
| 主演 | 芳根京子(坂東すみれ 役) |
| 脚本 | 渡辺千穂 |
| 語り(ナレーション) | 宮加奈子(坂東はな 役・菅野美穂) |
| 主題歌 | Mr.Children「ヒカリノアトリエ」 |
| モチーフ | ベビー用品メーカー「ファミリア」創業者・坂野惇子ら |
物語の中心にいる坂東すみれは、神戸の裕福な家に生まれ、手芸が大好きな女の子として育ちます。戦争で環境が一変し、戦後の困窮のなかで「子供のために良いものを作りたい」という思いから、仲間とともに子供服店「キアリス」を立ち上げ、女性経営者として成長していきます。実在のベビー用品メーカー「ファミリア」の創業者たちがモチーフになっていますが、この記事はあくまで「誰が出ていて、関係はどうか」を整理する相関図・キャスト主体です。
『べっぴんさん』全キャスト一覧表(役名・俳優・役割)
先に全出演者を一覧でまとめます。グループ(坂東家/キアリス創業メンバーとその家族/港町商店街・ジャズ喫茶/会社・取引先ほか)の順で並べているので、気になる人物から探せます。役名漢字と俳優名はWikipedia等の作品情報で確認したものです。
| 役名 | 俳優 | 役割・関係 |
|---|---|---|
| 坂東すみれ | 芳根京子(少女期:渡邉このみ) | 主人公。神戸の良家の次女。キアリスを創業 |
| 坂東五十八 | 生瀬勝久 | すみれの父。服飾会社「坂東営業部」の社長 |
| 坂東はな | 菅野美穂 | すみれの母。物語の語り手(ナレーション) |
| 坂東ゆり | 蓮佛美沙子 | すみれの姉。社交的でしっかり者 |
| 田中紀夫 | 永山絢斗 | すみれの夫。幼なじみで、坂東家に婿入りする |
| 坂東さくら | 井頭愛海(幼少期ほか複数) | すみれと紀夫の長女 |
| 小野明美 | 谷村美月 | キアリス創業メンバー。育児に詳しい元女中 |
| 多田良子 | 百田夏菜子 | キアリス創業メンバー。すみれの女学校の友人 |
| 村田君枝(旧姓:田坂) | 土村芳 | キアリス創業メンバー。デザイン・刺繍を担当 |
| 野上潔 | 高良健吾 | すみれの幼なじみ。のちにゆりの夫 |
| 村田昭一 | 平岡祐太 | 君枝の夫 |
| 村田琴子 | いしのようこ | 昭一の母。君枝の姑 |
| 村田健太郎 | 古川雄輝 | 君枝と昭一の息子。のちにさくらと縁を持つ |
| 小澤勝二 | 田中要次 | 良子の夫 |
| 小澤龍一 | 森永悠希 | 良子と勝二の息子 |
| 麻田茂男 | 市村正親 | 港町商店街の靴店主。キアリスの後ろ盾 |
| 大村すず | 江波杏子 | ジャズ喫茶「ヨーソロー」の店主 |
| 山本五月 | 久保田紗友 | 「ヨーソロー」の常連・歌い手 |
| 河合二郎 | 林遣都 | 「ヨーソロー」に集う音楽好きの若者 |
| 足立武 | 中島広稀 | キアリスの従業員。のちに経営を担う |
| 大島保 | 伊武雅刀 | 百貨店の社長。キアリスの商品を扱う |
| 岩佐栄輔 | 松下優也 | 潔の友人。新興企業の経営者 |
| エイミー | シャーロット・ケイト・フォックス | 戦後の神戸に関わる外国人 |
名前が似ている家(坂東家・村田家・小澤家)が出てくるので、まずは「主人公・坂東すみれ」と「キアリス創業メンバー4人」をおさえると一気に読みやすくなります。ここから主要人物を深掘りしていきます。
中心にいる人物——すみれ・紀夫・キアリスの仲間
『べっぴんさん』の人間関係は、坂東すみれを起点に「家族の線」と「仕事仲間の線」の二つが伸びています。この二つを分けて見ると、群像劇でも迷いません。
坂東すみれ(芳根京子)——すべての関係線の起点
主人公・坂東すみれは、神戸で服飾会社を営む坂東五十八(生瀬勝久)の次女として、何不自由なく育ちます。手芸が大好きで、人見知りで引っ込み思案——その「好きなものを丁寧に作る」性格が、のちに子供服店「キアリス」を生む原動力になります。戦争で夫が出征し、家業も傾くなか、娘・さくらのために一着のベビー服を縫ったことが物語の転機。すみれを中心に、父・母・姉という家族の線と、明美・良子・君枝という仕事仲間の線がここから広がっていきます。
田中紀夫(永山絢斗)——婿入りしてすみれを支える夫
田中紀夫は、すみれの幼なじみで、坂東家に婿入りする形で結婚する夫です。物静かで口数が少なく、考えていることが伝わりにくいタイプですが、すみれと家族を深く想う優しい人物。戦争による出征と不在は物語の大きな山場となり、復員後はすみれの事業を陰から支える立場になっていきます。すみれの「公(仕事)」を成り立たせる「私(家庭)」の柱が、この紀夫との関係です。
キアリス創業メンバー——明美・良子・君枝という三本柱
すみれと一緒に子供服店「キアリス」を立ち上げるのが、小野明美(谷村美月)・多田良子(百田夏菜子)・田坂君枝(土村芳)の3人です。育児に詳しい明美、すみれの女学校時代からの友人・良子、刺繍とデザインの腕を持つ君枝——それぞれの得意分野が噛み合って、ゼロから店が形になっていきます。彼女たちはやがて結婚し、村田家・小澤家といった家庭を持ちながら仕事を続けるため、相関図では「創業メンバー本人」と「その家族」を分けて見るのがコツです。
『べっぴんさん』相関図——4つのグループで整理
ここからは人物関係をグループごとに整理します。「坂東家」「キアリスとその家族」「港町商店街・ジャズ喫茶」「会社・取引先」の4つに分けて読むと、群像劇の全体像がつかめます。
坂東家——すみれが生まれ育った神戸の良家
| 人物 | 関係 |
|---|---|
| 坂東五十八(生瀬勝久) | すみれの父。服飾会社の社長で、娘たちに「ええもん」を教える |
| 坂東はな(菅野美穂) | すみれの母。物語の語り手でもある |
| 坂東ゆり(蓮佛美沙子) | すみれの姉。のちに野上潔と結婚する |
| 田中紀夫(永山絢斗) | すみれの夫。坂東家に婿入りする |
| 坂東さくら(井頭愛海ほか) | すみれと紀夫の長女 |
坂東家は、すみれの価値観の土台になる場所です。父・五十八の「良いものを作る」という姿勢が、すみれの仕事観にそのまま受け継がれていきます。姉・ゆりが幼なじみの潔と結ばれることで、坂東家と野上家の線もつながります。
キアリスとその家族——仕事仲間が家庭を持っていく
| 人物 | 関係 |
|---|---|
| 小野明美(谷村美月) | 創業メンバー。育児の知識でキアリスを支える |
| 多田良子(百田夏菜子) | 創業メンバー。すみれの女学校の友人。小澤勝二の妻に |
| 村田君枝(土村芳) | 創業メンバー。デザイン担当。村田昭一の妻 |
| 村田昭一(平岡祐太)/村田琴子(いしのようこ) | 君枝の夫と姑。村田家として君枝を取り巻く |
| 小澤勝二(田中要次)/小澤龍一(森永悠希) | 良子の夫と息子。小澤家として良子を取り巻く |
| 村田健太郎(古川雄輝) | 君枝・昭一の息子。次世代としてさくらと縁を持つ |
| 足立武(中島広稀) | キアリスの従業員。会社の成長を担う |
創業メンバー4人(すみれ・明美・良子・君枝)は、店を続けながらそれぞれ家庭を築いていきます。君枝は村田家、良子は小澤家へ——「仕事の仲間」と「家庭の家」が二重に重なるため、ここがいちばん人物が混みあう場所です。やがて君枝の息子・健太郎とすみれの娘・さくらの世代へと、関係が次世代に引き継がれていきます。
港町商店街・ジャズ喫茶——戦後の神戸でつながる人々
| 人物 | 関係 |
|---|---|
| 麻田茂男(市村正親) | 港町商店街の靴店主。キアリスの良き理解者・後ろ盾 |
| 大村すず(江波杏子) | ジャズ喫茶「ヨーソロー」の店主 |
| 山本五月(久保田紗友) | 「ヨーソロー」に集う歌い手 |
| 河合二郎(林遣都) | 「ヨーソロー」に集う音楽好きの若者 |
商売の右も左も分からないすみれたちにとって、商店街の靴店主・麻田は商いの「先生」のような存在です。ジャズ喫茶「ヨーソロー」は、戦後の神戸の空気と若者たちの居場所を象徴する場所として描かれ、五月や二郎らの群像がここに集まります。
会社・取引先——キアリスを世に広げる人々
| 人物 | 関係 |
|---|---|
| 野上潔(高良健吾) | すみれの幼なじみ。姉ゆりの夫。事業面で坂東家に関わる |
| 大島保(伊武雅刀) | 百貨店の社長。キアリスの商品を取り扱う |
| 岩佐栄輔(松下優也) | 潔の友人。新しい時代の事業家 |
家庭から始まったキアリスが「会社」へと育っていく過程で関わるのが、百貨店の大島や、新しい事業を仕掛ける岩佐です。すみれの幼なじみ・潔は、坂東家の姉婿という家族の顔と、ビジネスの場面で交差する顔の両方を持ち、家族の線と仕事の線をつなぐ蝶番のような役回りになっています。
関係はどう動いた?——時系列で見る人物相関の変化
相関図は固定ではなく、物語が進むにつれて動いていきます。大きな流れだけ押さえておきましょう。
- 戦前:神戸の坂東家で、手芸好きの少女・すみれが育つ。父・五十八の仕事観が原点になる
- 結婚・戦争:すみれは幼なじみの紀夫と結婚し、紀夫は坂東家へ婿入り。やがて出征し、家業も傾く
- 戦後・創業:娘さくらのために縫ったベビー服をきっかけに、明美・良子・君枝と「キアリス」を立ち上げる
- 拡大:商店街の麻田や百貨店の支えで店は会社へ成長。創業メンバーはそれぞれ家庭(村田家・小澤家)を持つ
- 次世代:君枝の息子・健太郎やすみれの娘・さくらの世代へと、関係が引き継がれていく
この記事は「誰が出ていて、関係はどうか」を整理する相関図・キャスト主体です。各週で関係がどう動いたか、最終回の結末までの詳しいあらすじは、母艦記事にまとめています。

コメント