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『あまちゃん』第12週「おら、東京さ行くだ!」ネタバレあらすじ感想

『あまちゃん』第12週「おら、東京さ行くだ!」は、第67回から第72回(2013年6月17日〜22日放送)にあたります。アキとユイが北三陸から東京を目指す、第1部・北三陸編のクライマックスです。深夜バスでの家出から、海女たちの後押し、GMT47加入、そしてアキ一人での旅立ちまで。この記事では各話のあらすじ・ネタバレと、第72回の臨時列車と大漁旗の名場面までを順に追います。

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目次

『あまちゃん』第12週「おら、東京さ行くだ!」のあらすじ

第12週は、アキ(能年玲奈)とユイ(橋本愛)が東京でのアイドルを目指して北三陸を出ようとする週です。二人は深夜バスでこっそり町を抜け出そうとしますが失敗し、大人たちに家出の理由を問われます。やがて夏(宮本信子)たち海女が二人の背中を押す一方、春子(小泉今日子)はアキの上京に強く反対します。水口(松田龍平)が地元アイドルユニットGMT47への加入を持ちかけ、母娘は本心をぶつけ合います。週の終わり、アキは臨時列車で旅立ちますが、一緒に行くはずのユイは思わぬ事情で見送る側に回ります。

第67回(6月17日・月)アキとユイが深夜バスで家出を企てる

第12週の幕開けは、アキとユイの「町からの脱出作戦」です。二人は誰にも知られず東京へ行こうと決め、大人たちの監視網をかいくぐろうとします。

町じゅうに張られた監視の目

アキとユイが東京行きを決意したことを察した大吉(杉本哲太)や駅員の菅原(桐谷健太)らは、二人を町から一歩も出させまいと動きます。北三陸鉄道の関係者を中心に、町じゅうに監視の目が光ります。地元の足を引き止めにかかる大人たちと、それを突破しようとする少女二人の構図が、この週の前半を引っ張ります。観光客を呼ぶ「海女アイドル」の二人が抜ければ、町おこしの勢いが止まる。大吉たちの必死さの裏には、そうした北三陸側の事情もにじみます。

深夜バスとヒロシの見張り

監視をかわす手段として二人が目をつけたのが、深夜バスでした。鉄道は北三陸鉄道の関係者に見張られている。ならば終電後のバス停なら見つからないのではないか。そう考えたアキとユイは、バス停のある北三陸駅付近に身を潜めます。ところがそこには、すでにヒロシ(小池徹平)が見張りに立っていました。ユイの兄であるヒロシは、妹の行動を誰よりも読んでいた立場でもあります。アキはヒロシの注意をそらそうと動きます。

「おら、東京さ行くだ!」という威勢のいい週タイトルとは裏腹に、出発はのっけからつまずきます。前週まで地元アイドルとして人気を集めてきた二人が、その人気ゆえに町から出してもらえないという皮肉な構図です。コメディのテンポで進むこの一連は、地方から都会へ出ようとする若者の衝動を、深刻になりすぎず描く宮藤官九郎脚本らしい入り口になっています。北三陸という小さな町だからこそ、家出ひとつが町全体を巻き込む騒動になる。その距離感の近さが、あまちゃんの北三陸編らしい温度として描かれます。

この週は、第1部・北三陸編全体の締めくくりにあたります。アキが東京の女子高生として夏休みに祖母を訪ね、海女になり、思いがけず地元アイドルになるまでを描いてきた前半が、ここで「東京へ出る」という形で次の段階へ動き出します。第67回は、その大きな転換のきっかけとなる一話です。初手の家出作戦は、果たしてうまくいくのか。翌日へ引きが残ります。

深夜バス作戦は、いかにも高校生らしい思いつきですよね。大人たちの本気の監視と噛み合って、北三陸編の終盤を軽快に走り出させます。

第68回(6月18日・火)袖が浜行きのバスで家出が失敗に終わる

勢いで飛び出した家出計画は、あっけない結末を迎えます。第68回は、失敗のあとに二人が「なぜ東京なのか」を語る回です。

逆方向のバスに乗ってしまう二人

東京行きの深夜バスのつもりが、アキとユイが乗り込んだのは袖が浜行きのバスでした。袖が浜は北三陸の隣、東京とはまるで逆方向です。行き先を取り違えたことで、家出はあえなく失敗に終わります。颯爽と発つはずが逆方向、という落ちは、二人のまだ幼さの残る計画性を象徴します。前夜の必死の脱出劇が、たった一つの乗り間違いで振り出しに戻る。このとぼけた失敗が、シリアスになりがちな「上京」というテーマを軽やかにほぐしています。連れ戻された二人を前に、大人たちはそれぞれに家出の理由を問いただします。

前夜の脱出が逆方向のバスで頓挫したことで、この回は派手なアクションから、二人それぞれと大人たちの「対話」へと重心が移ります。家出は失敗しても、二人の決意までは折れていません。むしろ問いただされたことで、抑えていた本心が言葉になって出てきます。

ユイが語る町おこしの理屈

問いただされたユイは、幼い頃からの夢について語ります。さらに、北三陸の町おこしのためにも、自分たちが東京に出て町をアピールすることが必要だと説きます。個人の夢を、町のためという理屈と重ねて主張するのがユイらしさです。もともと町の外への憧れが人一倍強かったユイにとって、東京行きは単なる芸能界デビューではなく、閉じた町から飛び出すための切符でもあります。

一方のアキは、ユイのような大義名分を持っていません。アキの「アイドルになりたい」という素朴な憧れと、ユイの「町のため」という大義名分。同じ列車に乗ろうとする二人の動機は、根のところで違っています。この違いは、この先の展開で別々の道筋を生む伏線にもなっていきます。

家出という派手な行動の裏で、第68回が丁寧に描くのは二人の「言葉」です。勢いだけで飛び出したと思われた家出に、それぞれの理由があったことが明かされる。失敗の回でありながら、二人の本心を引き出す重要な一話になっています。大人たちは二人の言い分をどう受け止めるのか。週の中盤へ流れていきます。

第69回(6月19日・水)海女たちが応援に回り春子が反対する

家出の理由を聞いた大人たちの気持ちが、ここで割れます。第69回は、応援する側と引き止める側が交錯する回です。

第69回は、二人の東京行きをめぐって町の大人たちの立場がくっきり分かれる回です。応援する者、惜しむ者、反対する者。同じ町の人間でも、それぞれの思惑が交錯します。

夏と海女たちの後押し

アキとユイの意思を尊重し、東京行きを応援することにしたのが、夏と海女クラブの面々でした。前夜の家出騒動で二人の本気を知った海女たちは、孫娘・娘世代の挑戦を後押しする側に回ります。海に潜って生きてきた北三陸の女たちが、町の外へ羽ばたこうとする少女を送り出そうとする。その構図には、海女という土地の生業と、町を出る夢との対比がにじみます。

一方、二人がもたらす観光収入を諦め切れない大吉らは、応援ムードに困惑します。地元アイドルとして客を呼んできた二人が抜ければ、盛り上がりかけた町おこしは失速しかねない。町の利害と少女たちの夢が、ここで正面からぶつかります。

春子と夏、母娘の再衝突

そんな中、アキの東京行きと芸能界入りに強く反対するのが、母・春子でした。かつて自分が上京し、アイドルを夢見ながら挫折した経験を持つ春子は、娘に同じ道を歩ませまいとします。応援に回る夏と、反対する春子。母娘は再び衝突します。海女として町に根を張った夏と、町を出て挫折した春子。二人の人生の選択の違いが、孫娘の上京をめぐってそのまま対立として噴き出します。

人々のさまざまな思いが交錯する舞台が、スナック梨明日です。アキの応援組、反対する春子、観光収入を惜しむ大吉。立場の違う面々が一つの店に集まる構図が、北三陸という小さな町の縮図になっています。そこへ、思わぬ客が姿を現します。

春子の過去と現在が重なるこの対立は、第12週の感情面の軸になっていきます。第67回・第68回が家出というアクションで動いたのに対し、第69回は人の気持ちのぶつかり合いで物語を進める回です。梨明日に現れた客とは誰なのか。木曜へ大きな引きが残ります。

春子の反対は、意地悪ではなく「自分と同じ挫折をさせたくない」という母心。かつての上京組だからこそ止めたくなる、という心理がこの週の縦糸です。

第70回(6月20日・木)水口が現れGMT47への加入を持ちかける

梨明日に現れた思わぬ客の正体が明かされます。第70回は、二人の東京行きが「芸能界入り」として具体化する回です。

前回の引きで梨明日に現れた「思わぬ客」が、ここで正体を明かします。第70回は、二人の東京行きが個人的な家出から、芸能事務所が関わる話へと一気にスケールを変える回です。

太巻の代理・水口の登場

梨明日に現れたのは、大手芸能事務所の社長でプロデューサーの太巻(古田新太)の代理としてやってきた水口(松田龍平)でした。水口は、アキとユイを地元アイドルユニット「GMT47」の正式メンバーとして迎え入れたいと申し出ます。GMT47は、各地のご当地アイドルを集めた太巻プロデュースのユニットという位置づけです。漠然とした「東京で頑張る」が、ここで具体的な所属先とユニット名を伴って立ち上がります。二人の上京が、夢物語ではなく現実の選択肢として一気に近づきます。

春子の説得と母娘の対話

水口は、頑なに反対する春子の説得を試みます。しかし春子は、頑として聞き入れません。かつて芸能界に身を置き、その内情を知る春子だからこその拒絶です。娘を芸能の世界へ送り出すことの厳しさを、誰よりも分かっているのが春子でした。

水口の説得が通じないと見るや、春子はアキの真意を確かめようと、二人だけで話をしようとします。反対するにしても、まず娘が何を考えているのかを知らなければならない。母と娘が正面から向き合う準備が、ここで整います。説得のプロである水口を退ける春子の頑なさが、かえって翌日の母娘の核心の対話を際立たせます。

第70回は、これまで「東京に行きたい」という気持ちのレベルにあった話が、GMT47という受け皿を得て一気に現実味を帯びる転換点です。水口の登場は、第13週以降の東京編へ橋を架ける役割も担っています。クールな佇まいの水口は、太巻のもとで動くスタッフとして、この先アキと長く関わっていく人物でもあります。

反対する春子と、加入を促す水口。大人同士のやり取りを通して、芸能界という世界の現実が北三陸の町に持ち込まれます。アキはなぜアイドルになりたいのか。その答えが、翌日の母娘の対話で明かされます。

第71回(6月21日・金)アキの動機が春子の歌だったと明かされる

第12週でもっとも感情の核に触れるのが、この第71回です。アキがアイドルを目指す理由が、母・春子に向かって明かされます。

水口の説得を退け、娘と二人だけで向き合った春子。第71回は、その対話からアキの動機の核心が明かされ、母娘の長年の確執がほどけていく、第12週の感情のクライマックスです。

「春子の歌」がきっかけだった

春子と二人で話したアキは、自分がアイドルになりたくなった理由を打ち明けます。それは、春子の歌がきっかけだったのです。かつてアイドルを夢見て上京し、挫折した母。表向きは芸能界と距離を置いてきたはずの母の歌が、娘の憧れの原点だった。反対していた当の本人が、娘の夢の源だったという事実が、春子に突きつけられます。自分が否定してきた過去が、娘の未来を形づくっていた。その皮肉を前に、アキからアイドルを目指す理由をじっくり聞いた春子は、どう答えていいのか分からなくなります。

春子と夏、世代を超える和解へ

答えに窮した春子は、夏に相談します。ところが、かつて自分が東京に行くことを認めてもらえなかった記憶がよみがえり、いつものように夏を問い詰めてしまいます。長年、母娘の間にわだかまっていた上京をめぐる確執が、ここで再び表に出ます。そこで春子は、初めて夏の本当の思いを知ります。母・夏もまた、娘の上京をただ反対していたわけではなかった。

三世代――夏・春子・アキの「上京」をめぐる感情が、第71回で一本につながります。娘の夢の原点が自分の歌だったと知り、母・夏の本心も知る。二つの発見が同じ回に重なることで、春子の頑なさがほどけていきます。反対していた春子の態度が変わる転換点であり、第12週の物語が動く山場です。

家出のドタバタから始まった第12週は、この第71回で一気に情感へと振れます。三世代の女たちがそれぞれ抱えてきた「上京」の記憶が交わることで、アキの旅立ちは家族の物語として深みを得ます。春子はアキの背中をどう押すのか。最終話・第72回へ向かいます。

「反対していた母の歌が、娘の夢の原点」という設計が見事ですよね。春子・夏それぞれの上京の記憶が重なり、世代を越えた和解として描かれます。

第72回(6月22日・土)アキが一人で臨時列車に乗り東京へ旅立つ

第1部・北三陸編のクライマックスが、この第72回です。アキの旅立ちと、夏の大漁旗の名場面で第12週は締めくくられます。

春子の手紙と勉が語る大漁旗の話

大吉の計らいで、アキとユイは貸し切りの臨時列車で東京へ向かうことになります。別れ際、春子はアキに一通の手紙を渡します。反対していた母から娘へ手渡される手紙が、和解の証として描かれます。みんなが集まったリアスでは、勉(塩見三省)が意外な事実を語り出します。春子が上京した日の朝、見送りなどなかったと思っていた春子に対し、実は夏が大漁旗を振って列車を見送っていた――という話です。誰にも見送られなかったと思っていた春子の記憶を、勉の証言が静かに塗り替えます。

春子の手紙、そして勉の証言と、第72回の前半は「見送り」というモチーフを丁寧に積み上げていきます。それが後半、現在の見送りの場面に効いてきます。

功が倒れ、アキ一人の旅立ちと浜の大漁旗

一緒に東京へ行くユイは、途中の駅から合流するはずでした。ところが、ユイの父・足立功が倒れたため、ユイは出発の延期を告げ、アキはたった一人で旅立つことになります。華やかな二人旅のはずが、アキ一人の出発になる――この落差が、北三陸編の締めくくりに切なさを残します。臨時列車が袖ヶ浜にさしかかると、浜には夏の姿がありました。夏は大漁旗を振り、アキを見送ります。かつて春子を見送ったときと同じ大漁旗です。勉が語った過去の見送りと、いま目の前で振られる大漁旗が重なり、三世代の物語が一つの画面に収束します。アキは旗に応えて手を振り返します。第1部・北三陸編は、この大漁旗の名場面で幕を閉じます。

こうして第1部・北三陸編は完結します。東京の女子高生だったアキが、海女になり、地元アイドルになり、そして今度は自らの意思で東京へ向かう。一周して再び東京へ戻る構図が、北三陸での日々がアキを変えたことを物語ります。第13週からは舞台を東京へ移し、アキのアイドル修業が本格的に始まります。

「誰にも見送られなかった」と思っていた春子の記憶が、勉の一言と浜の大漁旗で塗り替えられる構成は、後年も語られる屈指の名場面です。

『あまちゃん』第12週のネタバレまとめ

第12週「おら、東京さ行くだ!」の要点を、起きた順に整理します。北三陸編のクライマックスにあたる出来事を一覧で振り返ります。

  • アキとユイが東京行きを決意し、深夜バスでの家出を計画する(第67回)
  • 大吉や菅原ら大人たちが町じゅうに監視の目を張る(第67回)
  • ヒロシがバス停で見張りに立つ(第67回)
  • 東京行きのつもりが袖が浜行きのバスに乗り、家出は失敗する(第68回)
  • ユイが幼い頃からの夢と町おこしの必要性を語る(第68回)
  • 夏と海女たちが二人の東京行きを応援すると決める(第69回)
  • 観光収入を惜しむ大吉らが困惑する(第69回)
  • 春子がアキの芸能界入りに強く反対し、夏と再衝突する(第69回)
  • 太巻の代理・水口が現れ、GMT47への加入を持ちかける(第70回)
  • アキがアイドルを目指す理由は「春子の歌」だったと明かされる(第71回)
  • 春子が初めて夏の思いを知り、態度を軟化させる(第71回)
  • ユイの父・功が倒れ、アキが一人で臨時列車に乗って旅立つ(第72回)
  • 浜で夏が大漁旗を振り、アキを見送る(第72回)

『あまちゃん』第12週──脚本の選択を読む

第12週は、宮藤官九郎脚本の「三世代の上京」というモチーフが一気に結実する週です。ここでは、その構成上の選択を調査データから読み解きます。

注目したいのは、アキの上京の動機を「春子の歌」に置いた点です。反対する母自身が、娘の夢の原点だった。この設定によって、第71回の母娘の対話と第72回の手紙が、単なる別れではなく和解として機能します。さらに脚本は、夏・春子・アキの三世代それぞれに「上京」の記憶を持たせています。春子が「夏に見送ってもらえなかった」と思い込んでいた記憶を、第72回で勉の証言が覆す。この一手で、過去の見送りと現在の見送りが重なり合います。

大漁旗という小道具の使い方も、計算された反復です。かつて春子を見送ったとされる大漁旗が、ラストで再びアキへ振られる。同じモチーフを世代を越えて反復させることで、北三陸編の締めくくりに余韻を残しています。また、ユイの父が倒れてアキが一人になるという展開は、華やかな旅立ちにあえて影を差し込む選択でもあります。おそらく、第13週以降のユイの物語を残すための布石でもあるのでしょう。

朝ドラには「ヒロインの旅立ち」の名場面が数多くありますが、見送る母の過去と現在を大漁旗一つで重ねる手法は、あまちゃんならではの構成だと言われています。

『あまちゃん』第12週のご当地・文化・舞台

あまちゃんの舞台・北三陸市は架空の町ですが、岩手県久慈市をモデルにしています。第12週で描かれる旅立ちの舞台にも、三陸鉄道の沿線風景が色濃く反映されています。

劇中の「北三陸鉄道」は、実在する三陸鉄道がモデルです。アキが乗る臨時列車や、袖ヶ浜の海沿いを走るシーンには、三陸の海岸線を走るローカル線の風景が活かされています。三陸鉄道は東日本大震災で被災し、放送当時はまさに復旧の途上にありました。あまちゃんの放送は、被災地のローカル鉄道と沿線の町に大きな注目を集めるきっかけになったと報じられています。劇中で海女たちが潜る海や、ウニ・ホヤといった海産物の描写も、三陸地方の食文化を背景にしたものです。アキの「じぇじぇじぇ」は、久慈市小袖地区で実際に使われていた驚きの方言がもとになっており、放送後は全国に広まり、この年の流行語に選ばれています。旅立ちの週である第12週は、こうした北三陸の風土を最後に映し出してから、舞台を東京へと移していきます。

『あまちゃん』第12週の登場人物・キャスト

第12週で物語を動かす主要な登場人物を整理します。役名と演者を一覧で確認できます。

第12週の主要キャスト

役名俳優名
天野アキ能年玲奈
足立ユイ橋本愛
天野春子(アキの母)小泉今日子
天野夏(アキの祖母)宮本信子
大吉(北三陸鉄道)杉本哲太
菅原(駅員)桐谷健太
足立ヒロシ(ユイの兄)小池徹平
水口(太巻の代理)松田龍平
勉(琥珀職人)塩見三省
太巻(芸能プロデューサー)古田新太

キャストの相関や役柄の詳しい関係は、母艦記事の相関図セクションで確認できます。

『あまちゃん』第12週の名シーン・名セリフ

第12週には、後年も語り継がれる名場面が複数あります。確定している場面を中心に振り返ります。

最大の見せ場は、第72回ラストの大漁旗です。アキを乗せた臨時列車が袖ヶ浜にさしかかると、浜には夏が立ち、大漁旗を大きく振って孫娘を見送ります。その直前にリアスで勉が語った「春子が上京した日も、夏は大漁旗で見送っていた」という事実が、この場面に二重の意味を与えます。誰にも見送られなかったと思い込んでいた春子の記憶が、目の前の光景と重なって塗り替えられる。世代を越えた見送りの反復として、あまちゃん屈指の名場面に数えられています。

もう一つは、第71回でアキが「アイドルになりたい理由は春子の歌だった」と母に告げる場面です。反対していた母自身が娘の夢の原点だったと知らされる春子の戸惑いは、第12週の感情の核となっています。別れ際に春子がアキへ手渡す一通の手紙も、母娘の和解を象徴する小道具として印象に残ります。

『あまちゃん』第12週の視聴率

あまちゃんは2013年度上半期の連続テレビ小説として放送されました。全期間の平均視聴率は関東地区で20.6%と報じられています。第12週個別の日別・週平均視聴率は資料によって数字に揺れがあり、ここでは確定値として断定しません。第12週は北三陸編のクライマックスにあたり、後半の東京編へ向けて注目が高まっていった時期です。

次週・第13週の見どころ

第13週からは、いよいよ舞台が東京に移ります。アキがGMT47の一員として上京し、アイドル修業を本格的に始める展開へと入っていきます。北三陸に残ったユイの物語がどう動くのかも、おそらくこの先の見どころになっていくはずです。

『あまちゃん』第12週 関連ナビ

前後の週や全話まとめは、以下から確認できます。

  • 前週:第11週(準備が整い次第リンク)
  • 次週:第13週(準備が整い次第リンク)

全話のあらすじ・相関図・最終回の結末は母艦記事にまとめています。

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