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『ばけばけ』第9週あらすじネタバレ感想「スキップ、ト、ウグイス。」

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第9週「スキップ、ト、ウグイス。」(第41回〜第45回)が、2025年11月24日(月)〜11月28日(金)に放送されました。今週を一言で表すなら、「恋と鳥と板挟みのドタバタ劇」。島根県知事の娘・リヨという強烈な新キャラクターが登場し、松江の空気が一気にかき回されました。この記事では、ばけばけ 第9週 あらすじを週全体・各話ごとにまとめたうえで、ネタバレまとめ、新キャスト情報、ネットの反応、筆者の感想、史実との比較、視聴率、次週の見どころの順にお届けします。

 前週:第8週「クビノ、カワ、イチマイ。」

目次

『ばけばけ』第9週のあらすじ

第9週は、ヘブンと錦織が島根県知事・江藤の案内で月照寺を訪れるところから始まります。そこに遅れて現れた知事の娘・リヨがヘブンに一目惚れし、ウグイスを贈って猛アプローチを開始。ところがそのウグイスは実はメジロだったことが判明し、旅館は笑いに包まれます。リヨの恋心に気づいた知事は、ヘブンの赴任が1年契約であることを理由に娘の恋路を阻止しようと錦織に協力を求め、錦織はさらにトキにも邪魔役を依頼します。しかしトキはリヨからも恋の応援を頼まれており、完全な板挟み状態に。八重垣神社での恋占い、糸こんにゃく作戦によるデート妨害など、コメディ満載のドタバタが続くなか、リヨとのデートで城山稲荷神社を訪れたヘブンは石狐に夢中になり、夜にはひとり亡き恋人イライザの写真に語りかけます。そしてこの週の締めくくりは、ずっと練習してきたスキップにトキが初めて成功する美しいシーン。恋のざわめきとユーモアが渾然一体となった、とても見応えのある一週間でした。

『ばけばけ』第9週|各話あらすじ(第41回〜第45回)

第41回(11月24日・月曜日)「月照寺でリヨ登場、一目惚れとライバル宣言」

ヘブンと錦織は、島根県知事・江藤に案内されて旧松江藩主松平家の菩提寺「月照寺」を訪れていました。伝説の大亀の石像にヘブンが夢中になっているところへ、遅れてやってきたのが知事の娘・リヨ。東京の女学校で英語を学んだリヨは、流暢な英語でヘブンに話しかけ、その熱い眼差しにただならぬ空気が流れます。数日後、リヨはヘブンのもとにウグイスを持参して訪問。そしてトキに向かって「あなたってわたしのライバーなのかしら?」と問いかけ、自分のヘブンへの恋心を堂々と告白したうえで、恋のアシストまで依頼してきます。リヨの勢いに押されたトキは、つい承諾してしまうのでした。

娘が「ライバーってなに?配信者?」って真顔で聞いてきて、思わず吹き出しました。明治の英語って面白いですよね(笑)

第42回(11月25日・火曜日)「ウグイスはメジロ、1年契約と知事の親心」

リヨから贈られたウグイスは、その「イス」にちなんで「チェア」と名付けられ、花田旅館でお披露目されることに。しかしホーホケキョと鳴かないこの鳥を見て、記者の梶谷が「それはメジロだ」とあっさり指摘します。一方、ヘブンはリヨから知事邸のディナーに招かれます。リヨの積極的な態度に娘の恋心を察した知事は、後日、錦織を呼び出して深刻な表情でこう告げます。「ヘブン先生は1年契約。更新せん限り、日本にはおらんようになる」。知事はリヨの恋路を阻止するため、錦織に協力を求めるのでした。ヘブンが1年で去ってしまうかもしれないという事実に、錦織自身も寂しさをにじませる場面が印象的でした。

第43回(11月26日・水曜日)「板挟みのトキ、八重垣神社の恋占い」

錦織がトキのもとを訪ね、「リヨとヘブンが恋仲にならないよう邪魔してほしい」と相談を持ちかけます。ところがトキは、すでにリヨからも恋の応援を頼まれている身。完全な板挟みに陥って困り果てます。そんな土曜の午後、ヘブンの執筆中にリヨが訪ねてきたため、トキは「ヘブンは外出中」とごまかし、リヨに連れられて八重垣神社へ向かうことに。鏡の池に恋占いの舟を浮かべたリヨは、「ヘブン先生は異国から来た遠くの方だから、遠くで沈めばいいのよね?」と無邪気に問いかけます。トキはその舟を見つめながら「沈んで、沈むな、沈んで、沈むな…」と、複雑な本音を心の中で繰り返すのでした。

実家の母に電話したら「あの占いの池、お母さんも昔行ったのよ!」って大興奮。八重垣神社って本当に恋占いで有名なんですね。

第44回(11月27日・木曜日)「恋占い結果と勘右衛門の恋、糸こんにゃく作戦」

恋占いの舟は遠くの対岸で沈み、リヨは「ヘブン先生と結ばれるのね!ベリーベリーベリーハッピー!!」と大歓喜。複雑な表情のトキが昔の自分を思い出して切なくなりかけたそのとき、聞き慣れた声が響きます。「沈め、沈んじょくれ!」――声の主は、なんと祖父の勘右衛門。近所の少年たちの祖母・上野タツに恋をしていて、こっそり恋占いに来ていたのです。孫と祖父が同じ神社で恋占いをしている偶然に、思わず笑ってしまいました。一方、錦織はリヨがヘブンとの「ランデブー」用のお弁当について相談に来た際、ヘブンの苦手な「糸こんにゃく」をさりげなく勧めるという姑息な作戦に出ます。夕方、トキが急にいなくなったことを心配して探していたヘブンは、戻ってきたトキに「声を荒げてすまなかった」と謝罪。その誠実さに、ふたりの距離が少しだけ近づいたように見えました。

第45回(11月28日・金曜日)「城山稲荷神社の石狐、イライザの写真とスキップ成功」

日曜日、ヘブンはリヨの案内で松江唯一の西洋建築である島根県庁を見物することに。階段でリヨの手を取る紳士的なヘブンを、知事と錦織がこっそり見張っています。その後、一行はトキと錦織おすすめの城山稲荷神社へ向かいますが、結局知事と錦織も合流して4人での参拝に。大小無数の石でできたお稲荷さんに魅了されたヘブンは、リヨそっちのけで狐に夢中になり、松江と日本がいかに素晴らしいかを熱弁します。自分ではなく狐に夢中のヘブンを嘆くリヨを見て、トキはなんだかほっとした表情を浮かべていました。秋が深まった夜、書斎で滞在記を書き進めるヘブンは、亡き恋人イライザの写真に向かって「松江は本当に魅力的で素晴らしい街。いつか君と歩きたかった…」とそっと語りかけます。そして帰り道、トキはずっと練習してきたスキップにとうとう成功。夜道を機嫌よくスキップで帰っていくトキの声を聞いて、ヘブンが微笑むところで第9週は幕を閉じました。

スキップのシーン、朝から涙ぐんでしまって化粧が大変でした。上機嫌のときの歩き方がスキップなんだって思ったら、もう…。

『ばけばけ』第9週のネタバレまとめ

  • ヘブンと錦織が知事の案内で月照寺を訪れ、遅れて知事の娘・リヨが登場する
  • リヨがヘブンに一目惚れし、トキに「ライバルなのかしら?」と問いかけたうえで恋のアシストを依頼する
  • リヨがヘブンに贈った「ウグイス」が実はメジロだったことが記者・梶谷に指摘される
  • 知事がヘブンの「1年契約」を理由に、錦織にリヨの恋路を阻止するよう協力を求める
  • 錦織がトキにもリヨとヘブンの仲を邪魔するよう依頼し、トキが完全な板挟みになる
  • リヨがトキを八重垣神社に誘い、鏡の池で恋占いの舟を浮かべる
  • 恋占いの舟が遠くで沈み、リヨが大歓喜する
  • 祖父・勘右衛門が同じ神社で上野タツへの恋占いをしていたことが発覚する
  • 錦織がヘブンの苦手な糸こんにゃくをリヨのお弁当に勧め、デートを妨害しようとたくらむ
  • 城山稲荷神社でヘブンがリヨそっちのけで石狐に熱中し、松江への愛を語る
  • ヘブンが亡き恋人イライザの写真に語りかけ、松江を一緒に歩きたかったと呟く
  • トキがスキップに初めて成功し、夜道を機嫌よく帰宅する

『ばけばけ』第9週の登場人物・キャスト

今週の新キャラクター

役名 俳優名 紹介
江藤リヨ 北香那(きた かな) 島根県知事・江藤安宗の娘。英語堪能で才色兼備の自信家お嬢様。東京の女学校で学び、明治の女性としては先進的なマインドを持つ。ヘブンに強くひかれて積極的にアプローチする。実在モデルは籠手田安定の娘・籠手田よし子(淑子)。

レギュラー・主要キャスト

役名 俳優名
松野トキ 髙石あかり
レフカダ・ヘブン トミー・バストウ
錦織友一 吉沢亮
江藤安宗(島根県知事) 佐野史郎
松野勘右衛門 ※レギュラー出演
サワ 円井わん

登場人物の相関図は NHK公式『ばけばけ』キャスト・相関図ページ でご確認いただけます。

『ばけばけ』第9週のネットの反応

放送中のSNSでは、#ばけばけ、#朝ドラばけばけ をはじめ、#ウグイスとメジロ、#スキップ、#リヨ、#北香那、#板挟みトキ といったキーワードがトレンド入りしました。なかでも最も盛り上がったのは、やはりウグイスとメジロの一件。「誰が見てもメジロだけど、作中でちゃんと指摘されたのが面白い」「制作陣わかってやってるでしょ」と多くの視聴者が反応していました。北香那さん演じるリヨについても「クセ強お嬢様だけど嫌いになれない」「髙石あかりさんとの掛け合いが最高」という声が多数。ヘブンの「ウグイスがメジロなら私もメジロなんだろうか」というセリフについては、経歴詐称の暗示ではないかという考察が大いに盛り上がりました。そして週末のスキップ成功シーンには「朝から泣いた」という報告が相次ぎ、第9週の白眉として語られています。

母との電話では開口一番「あんた、あのメジロ見た?お母さん録画3回見直したわよ!」って。リヨのキャラが母のツボだったようです(笑)

『ばけばけ』第9週を観て感じたこと

今週は本当に「笑って、じんわりして、ちょっと泣く」の連続でした。リヨというキャラクターの登場で、物語の空気がガラッと変わりましたよね。島根弁ではなく東京言葉で堂々と話し、恋のアシストを臆面もなく頼んでくるあの図太さ。でも、不思議と嫌味がない。北香那さんの演じ方がとても上手なんだと思います。「一軍女子」の自信を持ちつつも、どこか無邪気で一途なところがあって、応援したくなってしまう。トキにとっては迷惑極まりない存在のはずなのに、邪険にしきれないのも納得です。

そして今週、わたしが一番唸ったのは、何気ないシーンの積み重ねで「この先トキに何が起きるか」の伏線が着々と敷かれていたことです。リヨの登場で「異人さんと結婚する」という選択肢が現実にこの世界に存在することが示され、勘右衛門じいちゃんの老いらくの恋で「伴侶を失った後にもう一度好きな人ができる」ことが描かれる。これって、トキの将来にとって大きな意味を持つエピソードですよね。知事の口から語られた明治の国際結婚の難しさも、今後トキとヘブンが直面するであろう壁をさりげなく予告していて、脚本の巧みさに感心しました。

板挟みになったトキの表情芸も見事でした。錦織とわざとらしい作り笑顔でひと芝居打つ場面はコメディとして最高ですし、一方で、リヨの弁当に糸こんにゃくを勧められた瞬間にふっと暗い顔になるトキもちゃんと映っている。ヘブン先生に嫌な思いをさせたくないという気持ちが、作戦の成功よりも先に来ている。あれは恋とまでは言えなくても、確実に「大切な人」になりつつある証拠だと思うんです。

糸こんにゃくのくだりで夫が「職場の飲み会で嫌いなもの勧められるのと同じじゃん」って妙にリアルな共感してました(笑)

そしてラストのスキップ。ヘブンに花を褒められ、その花をスケッチに残してくれていたことを知ったトキの、内側からにじみ出るようなうれしそうな表情。その延長線上で、ずっとできなかったスキップが初めて成功するんです。スキップは「上機嫌なときの歩き方」。今まで不気味にすら見えていた松江の夜の灯りが、トキの目にはきらきら輝いて見えたはず。朝の忙しい時間帯に、思わず手を止めて画面を見つめてしまいました。

娘が「ママ、スキップってそんなに難しくないよ?」って不思議そうにしてたので、「心のスキップなんだよ」って答えたら余計に不思議そうにされました。

『ばけばけ』第9週|今週のドラマと史実

今週のエピソードには、小泉八雲の実体験と重なる部分が多く見られました。リヨのモデルとされるのは、島根県知事・籠手田安定の娘・籠手田よし子(淑子)。史実では1890年9月に知事が八雲を自邸に招いた際、淑子が琴を披露した記録が残っています。ウグイスの贈り物もほぼ史実どおりで、1891年1月頃に体調を崩した八雲に淑子が籠に入ったウグイスを届け、八雲は親友の西田千太郎(錦織のモデル)への書簡で「幸福な日だった」と綴っています。ヘブンの「1年契約」についても、実際の八雲の赴任は1年更新制で、これが後の熊本転勤につながりました。月照寺は八雲が実際に訪れた場所で、後に著書『知られぬ日本の面影』にその印象を書き残しています。また、トキのモデルであるセツと八雲の出会いは1891年2月頃とされ、淑子との交流より後。ドラマはこの時系列をおおむね忠実に再現しており、史実を知るとさらに味わいが増す一週間でした。

『ばけばけ』第9週の視聴率

第9週の日別世帯視聴率(関東地区)は、月曜15.0%、火曜16.2%、水曜15.6%、木曜16.0%、金曜15.6%でした。週平均は15.7%(15.68%)で、前週の第8週・15.9%から0.26ポイントの微減。シーズン累計平均は15.31%、個人視聴率は8.68%(前週比−0.12%)となっています。

『ばけばけ』次週・第10週「トオリ、スガリ。」の見どころ

次週第10週では、松江に冬が訪れ、寒さに弱いヘブンが体調を崩してダウンします。トキが献身的に看病するなか、松江中学の生徒・小谷春夫(下川恭平)がトキに密かな恋心を寄せていることが判明。サワら松野家の面々がこっそり小谷の恋を応援し始めるようです。トキをめぐる恋模様がさらに動き出しそうで、月曜日が待ちきれません。

 前週:第8週「クビノ、カワ、イチマイ。」  次週:第10週「トオリ、スガリ。」 

▶『ばけばけ』あらすじ全話ネタバレまとめはこちら

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